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2018年12月30日日曜日

秋月のESP-WROOM-02開発キットを使う~ArduinoスケッチでLチカ編~

前回(秋月のESP-WROOM-02開発キットを使う~動作確認編~)はESP-WROOM-02開発キットの動作確認のみ行いました。
今回はESP-WROOM-02にArduinoスケッチを書き込んでLチカをさせてみます。
ただのLチカなので、まだwifiには接続しません。





準備するもの

・秋月電子のESP-WROOM-02開発キット 1個
・microB USBケーブル 1本
・LED 1個
・抵抗200Ω位 1個(LEDに合わせた抵抗値のものを用意してください)

①ESP-WROOM-02のボードファイルをArduino IDEにインストールする

まずArduino IDEを起動して、画面上部のファイル→環境設定をクリックして環境設定ウィンドウを開きます。
環境設定画面の追加のボードマネージャのURLに「http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json」と入力します。(コピペでもいいです)その後OKをクリックして環境設定画面を閉じます。
環境設定


画面上部のツール→ボード→ボードマネージャをクリックしてボードマネージャ画面を開きます。(Arduino IDEのバージョンによってはボードではなくマイコンボードと記載されていることがあります)
ボードマネージャの検索欄に「ESP8266」と入力し、出てきたものをインストールします。画像では出ていませんか、赤丸のところあたりにインストールというボタンが出てくると思います。インストールボタンを押すと数分でボードファイルのインストールが完了します。
ボードマネージャ
画面上部のツール→ボードを見るとESP8266関連のボード情報が追加されていることがわかります。ESP-WROOM-02開発キットをつかうときは、Generic ESP8266 Moduleを選択します。
これでボードファイルの追加は完了しました。

②開発キットにLEDと抵抗をつなぐ

開発キットの13Pinに抵抗をつなぎ、その先にLEDのアノード(長いほうの足、+)をつなぎます。LEDのカソード(短いほうの足、-)はGNDにつなぎます。
ちょこっと光らせるだけなら抵抗はなくても大丈夫かもですが、開発キットが壊れたら嫌なのでだいたい200Ωほどの抵抗をつけましょう。


③開発キットにスケッチを書き込む

スケッチは、Arduinoと全く同じ書き方で大丈夫です。以下に今回のLチカのスケッチを示します。

//LEDを点滅させるプログラム
const int LED = 13; //定数LEDを13に設定
void setup() {
  pinMode(LED, OUTPUT); //LEDピンを出力に設定
}
void loop() {
  digitalWrite(LED, HIGH); //LEDピンにHIGHを出力
  delay(1000); //1000ミリ秒そのまま待機
  digitalWrite(LED, LOW); //LEDピンにLOWを出力
  delay(1000); //1000ミリ秒そのまま待機
 }

書き込む前に、開発キットを書き込みモードにします。
開発キットにUSBケーブルを刺してPCと接続します。開発キットのPGMボタンを押す→RSTボタンを押す→RSTボタンを離す→PGMボタンを離す という順番でボタンを押す&離します。すると開発キットは書き込みモードになります。スケッチを書き込むときは毎回この手順が必要です。

画面上部のツール→シリアルポート:を開発キットのCOMポートを選択して(キットのCOMポートはコントロールパネルのデバイスマネージャから確認できます。前回の記事参照)、ボード:はGeneric ESP8266 Moduleを選択します。
Arduino IDEの→マークをクリックして、開発キットにスケッチを書き込みます。
書き込みが終わるとLEDがチカチカ点滅し始めます。

普通のArduinoとほぼ同様の手順でスケッチの書き込みができました。違いはボタンを押して書き込みモードにしなければならないことですね。
次回(秋月のESP-WROOM-02開発キットを使う~APモードでwifiLチカ編~)はAPモードのWiFi経由でLチカします。

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