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2018年12月28日金曜日

秋月のESP-WROOM-02開発キットを使う~動作確認編~

先日、東京都内に出張があったので、ついでに秋葉原に行っていろいろ電子部品を買ってきました。
ESP-WROOM-02開発キットが秋月電子で1280円で売っていたので暇つぶしに動かしてみようと思います。


まずは、付属の説明書に書いてある手順で動作確認を行います。
ドライバを追加する必要があったのでその手順も記載します。(windowsでの説明です。)





詳細
商品名:ESP-WROOM-02開発ボード
購入場所:秋月電子
価格:1280円

手順

①PCが開発キットを正常認識しているか確認する

開発キットとPCをUSB microBケーブルで接続します。
コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→デバイスマネージャのポート(COMとLPT)を確認します。USB Serial Port(COMxx)という表示があれば手順⑤に進みます。この時のCOMxxのxxに書かれた番号を覚えておいてください。画像ではCOM5ですがPCによって番号が異なります。ポート(COMとLPT)に表示がなければ、開発キットが正常に認識されていませんので②からの手順で認識させます。
正常に認識されていればポート(COMとLPT)にUSB Serial Port(COMxx)と表示がある。

②開発キットがPCに接続されているか確認する

デバイスマネージャの「ほかのデバイス」に!マークがついたUSB Serial Portというデバイスが接続されていることを確認します。
ここに!マークがついたUSB Serial Portがなければ、開発キットが壊れている、ケーブルが断線しているなどの原因が考えられます。USB microBケーブルはスマホの充電ケーブルと同じ口ですが、たまに充電専用で通信ができないケーブルがあったりしますので注意してください。僕は百均で買った巻き取り式のケーブルを使っていますが問題なく使えました。
ほかのデバイスに!マークの付いたUSB Serial Portというデバイスがある



③FTDI社のサイトからドライバをダウンロード

https://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
↑のページから、自分のPCのOSに適したものを選んでダウンロードします。僕の場合はwindows 64bit版をダウンロードしました。バージョンによって微妙にファイル名が異なるかもしれませんが「CDM v2.12.28 WHQL Certified.zip」というようなZIPで圧縮されたドライバファイルがダウンロードされます。
自分のPCのOSに適したものをクリック
ちなみに、わざわざ説明することでもないかもしれませんが、自分のPCのOSとビットはコントロールパネル→システムとセキュリティ→システムから確認できます。
OSの確認方法

④ダウンロードしたドライバを使って開発キットをPCに認識させる

ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。(解凍方法はググってください)
コントロールパネル→ハードウェアとサウンド→デバイスマネージャの「ほかのデバイス」に!マークがついたUSB Serial Portを右クリック→プロパティを開き、ドライバータブのドライバーの更新をクリックします。どのような方法でドライバーソフトウェアを検索しますか?という画面ではコンピューターを参照してドライバーソフトウェアを参照しますを選択します。
コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを参照しますを選択
次の場所でドライバーソフトウェアを検索しますという画面では、参照ボタンをクリックして、先ほどダウンロードして解凍してできたフォルダを選択します。サブフォルダーも検索するにチェックを入れてください。その後、次へをクリックします。
サブフォルダーも検索するにチェック
これで開発キットを認識させることができます。
デバイスマネージャーを見てみると、ポート(COMとLPT)にUSB Serial Port(COMxx)というデバイスが表示されているはずです。このCOMxxのxxに書いてある数字を覚えておいてください。画像ではCOM5ですがPCによって番号が異なります。
USB Serial Port(COMxx)が追加されている

⑤開発キットの動作を確認する

シリアルモニターができるソフトを起動してください。ここの説明ではArduino IDE(Arduinoをプログラムするソフト)を使います。
Arduino IDEを起動したらツール→シリアルポート→COMxxを選択します。xxはデバイスマネージャーに書かれていたCOMxxと同じものを選択してください。
シリアルポートCOMxxを選択
その後Arduino IDEのツール→シリアルモニタをクリックし、シリアルモニタのウィンドウを表示させます。シリアルモニタの下のほうにあるプルダウンリストを「CRおよびLF」「115200bps」を選択します。
シリアルモニタ
開発キットのLEDが赤く光っているのを確認して、開発キットのRSTボタンを押します。
シリアルモニタに数秒文字化けした文字が表示された後、最後にreadyと表示されます。
文字化けの後readyが表示される
readyの表示を確認した後、「AT」と入力して改行(Enter)を押します。
すると開発キットに「AT」という文字列がコマンドとして送信され、「AT」と表示された後「OK」と表示されます。
OKが出れば動作確認はOK
これで動作確認は完了です。

⑥おまけ

シリアルモニタで文字化けしている文字は本当はどんなやり取りをしているのでしょうか?
RSTボタンを押した直後だけは開発キットから76800bpsで起動のためのステータスなどが送られているようです。
ためしにbpsを74880bpsにしてみるとその様子が見れます。(Arduino IDEのシリアルモニタは76800bpsに設定できないため少し文字化けします。)
起動直後に送られてきていた文字

とりあえず、動作確認ができて良かったです。開発キットにピンヘッダを半田付けしなければ...
次回→秋月のESP-WROOM-02開発キットを使う~ArduinoスケッチでLチカ編~

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