2023年1月17日火曜日

Kria KV260、KR260、K26 SOM情報まとめ

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Kria KV260、KR260、K26 SOM情報まとめ

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ユーザーガイド

Kria KV260 ビジョン AI スターター キット ユーザー ガイド (UG1089)
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データシート

Kria KV260 ビジョン AI スターター キット データシート (DS986)
Kria KR260 ロボティクス スターター キット データシート (DS988)
Kria K26 SOM データシート (DS987)

回路図

XTP682 - Kria KV260 Starter Kit Carrier Card Schematics (v1.1) 要ログイン
XTP743 - Kria KR260 Starter Kit Carrier Card Schematics (v1.0)要ログイン
K26 SOMの回路図は今のところ公開されていないっぽい

スターターキットとZynqMPSoCのピンアサイン

現状上記のスターターキットの回路図とK24 SOM用xdcファイル( XTP685 - Kria K26 SOM XDC File (v1.0))(要ログイン)の記載を確認して自分で紐づけるしかないっぽい。

KV260のPmodコネクタとPLピン対応表

Pmodピン番号 スターターキット信号名 SOM信号名 MPSoCのピン
1 HDA11 som240_1_a17 H12
2 HDA15 som240_1_b20 B10
3 HDA12 som240_1_d20 E10
4 HDA16_CC som240_1_b21 E12
5 HDA13 som240_1_d21 D10
6 HDA17 som240_1_b22 D11
7 HDA14 som240_1_d22 C11
8 HDA18 som240_1_c22 B11

KV260とKR260の違い、K26 SOM単体との違い

KV260やKR260スターターキットは、K26 SOMに電源供給や各種インターフェースを提供するための評価基板(キャリアカード)をセットにしたもの。しかしスターターキットに付属のK26 SOMは単品売りのK26 SOMと微妙に仕様が異なるようだ。

キャリアカードの違い

KVのキャリアカードはビジョン向けでカメラインターフェースなどが充実していて、KRのキャリアカードはROS等を用いたロボットや産業アプリケーション向けで通信系インターフェースやPmodコネクタ等が充実している。
YOLOとか白線検出とかしたいならKV、センサをたくさんつなげたり産業系機器(PLCとか)と繋げたいならKRのキャリアカードが向いてそう。(だけどUSBカメラでいいならKRでもできそう)
値段はKVの方が100ドル安い。

ファンの有無、色

まず見た目で分かるのがファンの有無が大きく異なる。単体のK26はユーザーが使用状況に合わせて選定したファンを任意で取り付ける必要がある。
またKVのファンは赤色で(AMDっぽいね)Xilinxロゴ、KRのファンは黒色でXilinxロゴだったがホームページを見ると黒色かつAMDロゴに統一されたようだ。

K26のコネクタ実装有無

次に意外に見落としがち(だがそこそこ重要)なのが、KV付属のK26は外部インターフェース部分となる240pinのコネクタが一つしか実装されていないことだ。単品売りとKR付属のK26はこの240pinコネクタが二つ実装されている。
つまりKV260のK26はZynq MPSoCの機能をフルで活用することはできない
実機がないので回路図やブロック図で確認しただけだがKR付属のK26はコネクタは二つ実装されてるっぽい。

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