2022年4月15日金曜日

Amazonで買える激安中華3Dプリンタvoxelab Aquila X2を購入


前々からずーっと欲しいと思っていた3Dプリンタをついに購入しました。

僕に選ばれたのは、そう、Voxelab Aquila X2でした。

僕にとってほぼ初の3Dプリンタです。大学の時にMakerbotの3Dプリンタを何もわからない状態で調整もせずお試しで動かしたことがあるくらい。

既に改造され原型の面影は少ない

なんかのセールで24000円が1割引の21600円くらいで購入。さらにAmazonの新生活セールにあわせて買ったのでポイントも5%くらい付いた。ラッキー

中華3Dプリンタとはいえ大陸からの発送ではなくAmazon発送なので、もちろんすぐに届いた。


はじめにまとめ

とりあえず使ってみての感想を簡単にまとめると、

ender3クローンの中ではかなり安い

X2と無印は好きな方買えば良いと思う(僕はX2にした)

・組み立てはコツを知ってれば簡単。最低限のモノづくりリテラシーは必要

・"思ってたよりは"静か(ドライヤーと同等レベル、掃除機よりは静か、真横で寝るのは無理)

・現状フィラメント1kgは消費したが大きなトラブルなく快調


レビュー

ender3クローン系(ender3はオープンソースなので類似品が多数ある)3Dプリンタの中でもかなり安く買えるvoxelabAquilaシリーズ。パーツや寸法などもほぼender3を踏襲しているため、カスタムパーツや設定、不具合の情報その他諸々ender3のものを流用できるらしい。

Aquilaは無印の他にX2S2C2などがあるけど、特に無印もしくはX2の評判が良さそう。無印の上位互換がX2で、フィラメント断線検知の有無やプラットフォームの最大温度が異なるらしい。

箱に伝票直貼りで届いた。めちゃくちゃデカい箱なのかと思っていたけど、そこまでデカくはなかった。ただ見た目の割に重い。

開封すると、隙間なく緩衝材に包まれで各パーツが入っている。輸送中破損しないようにかなり丁寧に梱包されている印象。

付属の紙の組み立てマニュアルは全部英語。購入後、Amazon経由で販売ショップに日本語の組み立てマニュアルをくれ、と連絡を入れると微妙におかしな日本語で翻訳されたPDFファイルが送られてくる。

図解もあるし英語マニュアルだけでも組み立てられないこともないが一応日本語マニュアルもあると楽。

また、マニュアルには書いてない注意事項やコツなどもあるのでAmazonレビューや本記事のような先人のブログ記事やYouTubeを事前によく見ておくとすんなりイケるはず。

これらの注意事項やコツは後日、本ブログでもまとめて説明しておく予定なので参考にして欲しい。

主なコツはx軸フレームの向き、継手チューブの挿し方、増し締め、プーリー調整。


組み立て式とはいえ、プレートやメイン基板などが取り付けられた土台などは組み立て済みのようだった。

かなり身構えていたが、いざ組み立ててみるとさほど難しい点はなく難易度はガンプラのHGくらい、ただし上記で述べた注意事項やコツを知らないor検索能力がないとガンプラPGくらいに跳ね上がりそう。

また最低限のモノづくりリテラシー(トルク掛けすぎはNGとか対角締めとか増し締めとか)は必要。機械音痴な人や箱出しノーメンテで動くと思っている人には向かない。


開梱から組立完成までかなり丁寧にやって2時間かからないくらいだった。工作が得意な人は1時間かからないと思う。


電源を入れると液晶にボタンが表示されるがタッチパネルではないためダイヤルを回して操作する。

ダイヤルを押し続けると連打と認識されるみたいだが、普通に押したのにダブルクリック(チャタリング)みたいになってしまってすごく使いにくい。これが唯一で最大の不満かもしれない。

見た目はタッチパネル風だがタッチ式ではない

組み立てた後はレベル調整を行いテストプリント。テスト用データは付属のSDカードに入っているのでPCを立ち上げなくてもテストプリント可能。コピー用紙を用いてのレベル調整は慣れてないので数十分はかかった。


よくわからんけど素人が適当に組み立てて調整しただけでこの出来なのは、この3Dプリンタの素性の良さを表しているのでは?

ハングしている部分もサポート材無しなのに思ってたより結構しっかりと印刷されている。

最初からSDカードに入っているテストプリントデータ(gcodeなのでそのまま印刷できる)はプリンタの性能を見るためのベンチマーク的なデータの他にエクストルーダーノブやフック、ツールボックスなどの便利パーツデータが入っている。特にエクストルーダーノブは印刷しておいて損はない。ノブがあると手動でフィラメント抜き差しが可能になるほか、印刷中のフィラメントの動きが可視化できておもしろい。

付属のフィラメントだけでも意外と多数の印刷ができるので、テストも兼ねて便利ツールをいろいろ印刷しとくといい。とはいっても50gしかないので追加のフィラメントも1kg買っておいたほうがいい。僕はVoxelabのフィラメントも同時購入したが値段の割にかなり品質は良かった。

僕はほかにもY軸をビルドプレートに触らず動かすためのパーツや簡易フィラメントガイドなども印刷した。


3Dプリンタで印刷するときはPCを使ってSTLファイルをスライスソフトでスライスしてgcodeに変換する必要がある。(ソースコードをコンパイラでコンパイルして実行可能ファイルにするようなイメージ)

付属SDカードにvoxelab謹製スライスソフトも入ってたけど情報が少ないため、ユーザーが多く圧倒的に情報があるUltimaker CuraEnder3 v2とほぼ同等設定(多少の値調整は必要)にして使った。設定方法は「voxelab aquila cura 設定」でググりましょう。

なおSDカードにCuraも入ってるけどバージョンが古いのでネットでダウンロードしてインストールした方が良い。


まだ大したものも印刷していないけど十数回の印刷で失敗は1度しかなく、ほとんど不満もない。

今のところかなりの大満足で寝不足の日々を過ごしている。

そしてアリエクを買い漁る沼に足を突っ込み掛けている...

 

みんなも3Dプリンタを買って、YoutubeとAliexpress等に時間と財布を使った偉大なる冒険に出かけよう!!(AquilaのAmazonトップレビューの言い回しをパクりました。長文ですが言いえて妙なレビューで非常に参考になります。)

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