2021年9月7日火曜日

【理工学部卒】応用情報技術者試験合格体験記

これまただいぶ前の話になるが応用情報技術者試験(長いので以下APとする)合格までの経験をまとめておく。

CBT形式の基本情報技術者試験(以下FE)を2021年1月に受験し合格、速攻で試験申し込みをしそのままの勢いで2021年の春期(4月試験)のAPを受験した。


受験前の僕のスペック

理工学部出身(非情報系)
FE合格したばかり
社会人6年目
東北の片田舎にあるメーカーに勤務。
普段は組み込み機器の仕様策定、C言語でファームウェアの作成などを行っていた。(いわゆる組込みエンジニアにあたる)
ちなみにAP合格後は秋にエンベデッドシステムスペシャリストを受験し合格することができた。


使用した参考書、サイト

下記に示した参考書1冊(実際はほとんど使わなかった)と過去問道場、FEの時のキタミ式を復習で使ったりわからない言葉などをググったくらい。
参考書は自分に合ったものを購入してちゃんと活用しよう!


応用情報技術者 合格教本

はじめはAPのテキストは買わないつもりでいたが試験まで半月を切った頃になんとなく不安に駆られて近所の本屋で見つけたので買ったもの。
FEのときに使ったキタミ式とは真逆でイラストは少なく大学の教科書のような参考書。
文字が多い分情報量も多いが読み進めるのがかなりキツく、結局ワンポイント的なところしか読まなかった。試験後もまるで新品同様状態だったw
初学者や勉強が嫌いな人は絶対に手を出してはいけない類の参考書だと思う。逆に小難しいことが書いてある方が好きな人にはオススメ。
令和4年版までは表紙が古臭い教科書のデザインだったが令和5年版から新しくなった。過去問アプリ付きと書いてあるが後述の過去問道場が素晴らしいので不要だった。

応用情報技術者ドットコム(過去問道場)

FEのときもお世話になった最高の過去問WEBサイト。午前問題は過去問をランダムで出したり学習結果を管理したりもできる。午後問題も解説までありとても役に立つが古い年度の問題は解説がないものもあった。わからないことは掲示板で質問もできる。


勉強スケジュール

総勉強時間は70時間くらい。ただしFEのときの勉強も含めると220時間超になる。
1月にFE合格後に少し休んで試験1ヶ月半前頃から勉強開始。平日1時間程度、土日2〜3時間程度勉強したと思う。
非プログラマーだとFEの勉強時間よりAPの勉強時間の方が(FEを持ってなくても)かなり短く済むと思う。(アルゴリズムなどの鬼門が必須ではないため)


勉強方法

出題範囲そのものはFEとさほど変わらないので、参考書はあまり読まず(というか試験ギリギリまでAPの参考書は買ってなかった)基本的に過去問演習ベースで勉強を進めた。

午前問題は過去問からもそれなりに出題される。そのためFEで基礎知識があったので午前は基本的に過去問道場でひたすら演習、わからない言葉が出てきたら適宜ググる、を繰り返した。
午前問題はちょっとした空き時間でもスマホだけで取り組めるので仕事の小休憩や髪を乾かす時間なども利用して勉強した。
試験直前は過去問はほとんど覚えてしまいほぼ満点取れるくらいまでやりこんでしまった。

午後問題はまずは一回過去問をやってみて意外と行けそうだったので引き続き過去問演習を進めた。ただし午後問題は過去問と全く同じ問題は出ないので、正解不正解にかかわらず解説をしっかり理解し、解答の仕方や出題のクセを把握するように心がけた。
ちなみに選択問題は初めから絞って取り組んだ。(反省点:選択問題は得意科目のメイン用の他にメインが難問・奇問だった時に逃げるサブ用も勉強しておくべきだった)

試験直前に不安に駆られ購入したテキストはワンポイント!とかココが出る!みたいな感じのところだけ読んでやめてしまった。(反省点:もっと早い段階で自分に合ったテキストを購入すべきだった)


試験内容について

午前は多少は過去問も出たものの沢山の新規問題もあった。時間は余裕で余った。合格はしてそうだけど出来はあまり良くなさそうな感じ。ほとんど過去問でしか勉強してこなかったせいだろう。

午後は想定していたよりもかなり難しくとても焦った。かなり焦っていたので試験時間ギリギリまで悩み続け、当てずっぽうで書いた解答や、分からない部分を想像や仮定で解いた問題もあった。
なお選択科目はシステムアーキテクチャ、ネットワーク、組込みシステム開発、情報システム開発を選択。



受験結果

ネットでの合格照会時に得点を確認することができた。
午前は思っていたよりも点数が低かったものの合格することができた。午前の配点はどの問題も均一なので当日の解答速報などの答え合わせの時点で合格はわかっていた。(公式以外の解答はたまに間違いがあったりして多少の点数ブレはあった)
午前の点数は73.75点だった。ギリギリではないけどあまり良い結果ではない…

午後はほぼほぼ落ちたろう、と思っていたらなんとか合格することができた。
ほとんど当てずっぽうで書いた計算問題が奇跡的に合っていたり、適当に選んだ選択問題が正解していたりとかなり運に助けられた。
試験時間の最後まで足掻き続けた甲斐はあった。
午後の点数は65点だった。本当にギリギリで運良く受かったにすぎない。


感想

なんとか一発合格することができてよかった。しかし午前午後ともに明らかに勉強不足感は否めない結果だった。FE合格後APの過去問を解いたら意外と行けてしまい舐めプで挑んでしまったのが午後苦戦の理由だと思う。また選択問題は絞って勉強していたので難題が出た際の逃げを用意していなかったのも苦戦の一つだと思う。選択問題を全科目勉強する必要はないが難題が出た時に逃げられるようなサブ科目を最低1つは用意しておくべきだった。
田舎だと受験会場まで遠いのが結構キツかった。僻地ってわけではないのに受験会場まで高速使っても1時間以上かかった。
まだ内容を忘れないうちに高度試験も受けてみようと思う。(→うけた)

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